ベリーズの島情報

2014年09月25日 23:08

オラ~♪
野菜も物資も豊富な(ベリーズ比)グアテマラに来て20日たちました。早えー、早えー。

夏休みなんて遠い昔のことみたいだな。
だけど今日は前回ちょっと話した、カリブ海に浮かぶ小さな島情報。(細かいことも一気に書くよ)

「(若いアメリカ人女のしゃがれ声で)あのさー、ベリーズって何もなかったけど、
海だけはすんごくきれいで島は最高なの。グローバーズ・リーフってとこ、
1週間以上いれば安いから、絶対行って!」
5月にメキシコで会った、顔やら体やら、全身ピアスやタトゥだらけの
しゃがれ声長身ヤングヒッピー女子(米)に言われた言葉が
妙に耳に残っていて、一度はベリーズを去りかけたもののまた海に引き返したわて。 
 ↓ キャー、ええとこやー。

アメリカ人オーナーが買い取った島で、
そこにあるのはグローバーズ・アトゥール・リゾート(Glover's atoll resort)という宿泊村(?)のみ。
リゾートと名が付くけど、電気なし、水道なし。トイレは共同おが屑トイレ。
毎週日曜に本土を出る小さな船に
10人弱の客 (シーズンオフでかなり少なめ)が乗り、
そのメンバーのみが島の住人となる。
物資を船からおろすのも手伝わされたりするから
そこでまずヨーロピアン男客とゴジラ女オーナーが大ゲンカ。
(でも30分後にはしらじらしく和解ハグ)
やっぱり「リゾート」じゃないかもね。
食事付きにもできるけど、
食材を持ち込んで自炊して、1週間単位で滞在すればまぁOKな値段に。

↓ 島には数年前にここにたどりついた
キューバからの亡命船が残されていた。
(亡命者の中には妊婦もいて、オーナーが彼らをホンジュラスに送ってあげたんやって。)

寝床は水上キャビン(小屋)、地上キャビン、地上ドミ(小屋で相部屋)、キャンプの順に値段がきめられていて、
今回はオフシーズンにつき、
一番高い水上キャビン6泊と、本土←→島への往復船代込みで
17000円ぐらいにしてくれるといわれて決心した。
自分への誕生日プレゼント♪

さーらーにー、2週目は
居残りたい仲間のひとりとキャビンをシェアして
6泊ひとり10000円ちょい(99US ドル、通常のキャンプ値段)、
滞在延長、合計2週間。

 ↑ わての城。
っつってもトイレも水道も窓もなし。(しつこい)
あるのはベッドと簡単な調理道具だけ。
それからハンモックと、外にデッキチェア、
十分か!

あ、夜は強風ですぐ消えるけど卓上オイルランプと
調理用にガスはあったよ。
洗い物は海でテキトーに、料理はミネラルウォーターを使用。

かなり少量の水でもパスタが茹でられることを学んだ日々。
具ははツナ缶とかサーディーン缶。
ご馳走はたまに奮発してオーナーから買う魚。
そう、着いた日に近場を泳いでたら、サメに遭遇してびっくりしたんだった!
死ぬかと思った。(でも撮影した我がジャーナリスト根性! ↓ ↓ )

いや、危険なわけないと思いつつ、びくびくして、
そしたら泳ぎながら足がつっちゃって。
「これはナースシャークっていって、
もちろん危なくないんだよ」
と言われた後でも怖かった。
ひとりで泳いでる時に限って会うんだよねー。
キャビンの下は、わてらが野菜くずなんかのオーガニックごみを捨てるせいか、
いろんな魚が集まってきてアクアリウム状態。

へんな魚(私にとって)もよく見かけたよ。

これは ↓ ミノカサゴ。たき火であぶって食べたら激ウマ!

島じゅうに落下してるココナッツは取り放題。
ミネラルウォーターは買えるけど高いから、ココナッツウォーターで米を炊こう!
なーんて張り切ってたのは前半だけ。
ココナッツを割るのって
かなりの重労働で老体のわてには無理だったね。
この人は本土から来ていたココナッツ業者の人。

毎日とにかくよく泳いだ泳いだ。

映像ないけど、
カラフルな魚がいっぱいいたよ。シュノーケリングでも竜宮城に入城可能♪

2週間、波の音だけきいて
海で洗い物ばっかしてたような気もするけど。

             (手前、バケツの中にたまりゆく洗い物 ↑)
私の棟はトイレ小屋が遠くてね。夜道は特に億劫だったけど、
(まぁ誰もいないからそのへんでしてもいいんだけど。。。)

「流れ星だ!」とか言い合いながら飲んだ
ぬるいラムコークのことは忘れない。

そして各国ご近所さんたちとの間でくり広げられた
くだらないドラマの数々も......♪、

今となっては(あと1ヶ月もすれば?)いい思い出さ。
1周10分で歩けてしまう島だから、
本当に逃げ場がないところも龍宮城以上にすごかった。
その孤立状態に気がついて、「ギャーッ!」と思ってもお迎えの船は数日後。
知ってる人10数人がすべての世界。匿名で生きられない。
逃げ出したくなったり、帰りたくなくなったり......。
特定の空間で同じメンバーってとこが、少し『カミーノ!』を思わせた。
2週間いたからいろんな心情体験できたのかな、サバイバル合宿的な。
しゃがれ声のヒッピー女子よ、ありがとう♪

ベリーズはただの通過点にしちゃう人も多いけど、
黒人文化やガリフナ民族が入れ混ざる本土とあわせて
島体験もいかが?
ベリーズに今いる人、悩むならGO!!!

(私は細かい点いろいろ不安で、行く前にネットで否定的な感想とかも読みまくって躊躇したけど行って良かった。女ひとりでも大丈夫、ココナッツは誰かに割ってもらって!ひとり泳ぎはおすすめされないけど誰かいる、どうにかなる、食材&酒尽きれば2割増しだけどオーナーに買い物頼める、洋式ボットントイレもまぁ清潔、井戸水でシャワーも洗濯もできる♪)

まじでまじで。
チャオ!