MIA HOSTELS ミアホステルズ・ボランティア日記2

2015年11月29日 19:48

はまった。

この写真を夏一緒に働いたスペイン友に見せたら、

「あんた、地面とか見ないで歩くから。」と言われた。

そっか……。

MIA HOSTELSから6kmのビーチへ行く途中だったんだよね。ひとりで。

道は、思ったより険しいポイントもあったよ。

そんなことより、また今日は

我らがオーナー(モロッコ26)が

「ボクの彼女を日曜市へ連れていって

そのあとタンジェへ送り届けたいから(!)

散歩に出るなら14時までには帰ってきて、

そのあと22時まで宿番してくれる?」

と、勝手なこと言ってきた。

最強アジアン労働組合『イエローモンキーズ』の仲間は

今日から休暇で去ってしまって

ボランティアはわてひとりだというのに……。

我らがオーナーはどんな教育を受けたのか知らんけどかなり博学で

かつ各国の旅人を見てきているせいか、

平均的なモロッコ人の若者と比べるとインターナショナルで穏やかで

わてらボランティアの誰よりも若い26という年齢だが、

会話もおもしろく料理もうまい。

そのため中途半端に友達にもなっちゃったから

こーゆー時やりずらいんだよね。

かといって

「あぁ、それならまかして! 楽しんどいで!」

というほどの仲でもないところが!

これが、いくらかでもお給料が発生する“仕事”なら

違うんだろうけどね。

ちなみに

オーナーの彼女はこの宿の、元スペイン人従業員(給料発生)で、

今週末は当宿に泊まりにきてたんだけどさ。

ふたりでいちゃいちゃするばっかりで

イエローモンキーズとしては仕事がやりにくいばかりであった。

いちゃいちゃするなら外でやれ!

来るなら手伝え!

オーナーの部屋が

宿受付のすぐ裏、備品棚がある部屋

ってのがだいたい間違っていると思う。

わては

「えーーー、8時間もひとりで留守番なんて無理、

せめて15時までは外で遊んでくるから」

と言い放って外に出た。だけど

「キミが帰るまで僕らは出発できないから、

なるべく早く帰ってきてね」

といわれれば、なんとなく気になって

急ぎ足で14時20分に帰宿。(超勤労)

 

そしたらカギがしまってて、

連泊中のお客さんが中に入れないで外で待ってたの。

ピンときたわては派手に玄関ドアをたたいて

和田アキ子ばりにどすをきかせて「おーい!ワれーぇ!」と

叫んださ。

そしたらやっぱ、オーナーが中からのそっと出てきた。

いくら今日はお客様がひとりしかいないからって、

営業中にカギを閉めきって何やってんだよ、

子供か!

 

こんな奴を助けるための

ボランティア???

ボランティアをするなら、もっと困っている人や

本気で何かに取り組んでいて手が足りない人を助けたい。

サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指して

必死で1日20キロ歩いてる人とかさ。

あったーーーぁ(頭)きた!

 

しかしそんなわての怒り(のミカン)が通じたのか、

オーナーは結局早めの19時に帰ってきて

しかもオーナー父が経営するタンジェのアイスクリーム店

からの手土産をわてに差し出した。

「わーい、ありがとう♪」

 

こんなんでいつもごまかされてる気がする。

イラッとくるけど何だかんだ利用されてるあたり

やっぱこのオーナー頭いいのかもね。敗北。

 

ただ今、仕返し考え中。

いや、仕返しじゃなくてさ、

この宿で、わて的なメリットを少しでも得る方法。

ま、

旅人たち(お客さん)との出会いは毎日素晴らしいんだけどね。

チャオ!