島行くのか行かねーのか2014問題

2014年08月20日 15:06

ハロ~♪

↑ 笑顔はじけすぎだろ! 昨日バスターミナルでミートパイを売ってた子。
「腹減ったー、1ドルくれー、ジュース買ってくれー、アイス買ってくれー」
あんた、腹へったならそのミートパイ食べなよ、といったら
「だって母ちゃんに怒られるもーん」
うるさいから、手持ちの菓子パンみたいのあげたら喜んで食った食った。
「ハウ、オールド、アーユー?」
「え、私の歳? 41だよ」
「げ、うちの母ちゃんより歳じゃーん!」
あっそ。。。
「子供は何人いんの?」
いねーよ! って10歳のくせにオヤジかよ。ほら、バスがまた着いたよ、もっとパイ売ってきな!

この3~4ヶ月、ずっとスペイン語漬けだったんだけど、
ベリーズに来たら何年かぶりの英語圏。
ずっとスペイン語の吹き替えで見ていた映画の吹き替えががいきなりとれた!みたいな気分。(?)
市場のバーちゃんたちの会話も、バスで隣に座ってる人たちの会話もぜんぶ分かる!

と最初は思ったんだけど、よく聞いてみたらこれがききとれんのよ。
ベリーズは英語といってもジャマイカと同様、
クリオール語といって英語とアフリカの言葉がまざった混合語を話す人が多い。
"do you heve picni?"
picni(スペルは仮です、あってないかも) はkidsの意味らしいんだけど、こーゆー風に専門用語(!)はさまれるとわかるわけねーっての。
加えて独特の訛り。しかも特に都市部では、歩きながら一人で怒ったりファックファック叫んだりしてる人が多くて最初は何てヘンな国だと思った。
酔っ払ってる風のドレッドのオヤジとかも多いしー。

だけどいくつかの町を渡り歩くうちに慣れてきたよ。
ご飯はキューバと同じような肉料理が4,5倍の値段だからなかなか手が出ないけど
中国の移民が多くて、中華料理に助けられている。
スーパーの経営者もほとんど中国人。

「キューバ嫌いなのよあたしー、
早くチャイナに帰りたいわー」
まぁね、中国に比べたらこの国は貧しい上に物価だけ高いもんねー。

さてさて、
そんなこんなで(どんなこんなで)
グアテマラとの国境近くまで来てしまった。
なのに悩み続けて結論を出したはずの、「このままベリーズを去ってもいいものか、青い珊瑚礁も見ずに。。」
問題が今さら再浮上。

今は雨季でね、海は遠目にはキレイなんだけど、
本土のビーチには海草やゴミが流されてきちゃってるのが残念。
素潜りで熱帯魚だの見たければ、島へ行かなきゃいけないとかで。。。

まぁ、こんぐらいの感じで魚はみれたし、いっか。

気になってる島の宿は、電気はもちろんインターネットもない。
でも宿泊費や船代はそれなりにかかって、不便を金で買う、みたいのがおかしな気もするし、
また蚊にもさされるだろうし、さらに焼けるだろうし。

そんなことをだらだら1週間ぐらい考え抜いた結果、島行きはあきらめることにした。

でも、、、、やっぱり気になるのよねー。 (どっちだよ!)

で、本日、グアテマラ国境を目の前にしながら方針決定。

やっぱり島、行きたいかも!
サンゴ礁見たいし、カラフルな魚たちと泳ぎたい。
電気なしネットなしの島でココナッツジュース飲んで生活してみたい!

というわけで同じ道をまた
何時間かバスを乗り継いで引き返し、
ふたたび海方面へ戻ることにしました。
小さい国をあっち行ったりこっち行ったり、何やってんだオレ!?(しかも41)

もうどーしたらいいか分からなくて、
昨日はとりあえず、パイ売り少年の即興ラップ動画をユーチューブにアップしてみたよ。(34秒動画)
タイトルは「歌ってないでパイ売れよ」でどうかな?
人は迷うと、どーでもいい作業に没頭したくなるもんだね。(ならない?)

( ↑ 私以外にも、いろんな大人にいじられる少年)

へんな人も多いけど、
カリビアンの根底にある人々のフレンドリーさはキューバと共通していて
そんなところが結構好きになってきたかも、ベリーズ。
チャオ♪