モロッコでスペイン語を習う
サラーム、アレイクム!
モロッコでのタジン生活は続いています。
↓ ベジタジン。下に丸ごとオニオン、
底にポテトがたっぷり入ってます。
スパイスはクミンやニンニク、ミントの葉、コリアンダーなどどっさり
トロトロに蒸しあがったズッキーニとトマトが好き。
それから図書館通いと夕方のスペイン語教室も続いてるよ。
前回話したように、先生も15人ぐらいの若いクラスメイトたちもバリバリのイスラム教徒。
モロッコはアラビア語だけど、
みんなフランス語(第2外国語)教育を受けている。
フランス語が頭に入っていれば、そりゃスペイン語の習得も早いわな。
「1日1時間のグループレッスンでよくもこんなに!」
ってぐらい、みんなスペイン語が上手だよ。(少なくともわてより上)。
授業はオールスペイン語。
はじめて教室に入った日に
「アフメッド、トモコはまだ教科書がないから見せてあげて!」
とか先生に言われてさ、もうその転校生プレイから感動。
隣の人に教科書を見せてもらうなんて何十年ぶりーー?
語学レッスンだから、
「昨日はどこ行ったの?何したの?」
みたいな話がよく出て、個々のキャラが出る。おまけに
先生も転校生の名前(トモコ)を連呼してくれるから、
みんなともすぐ友達になれたよ。(小3か!)
( ↑ 1972年生まれの小学生! イスラム圏ではこんな半袖、外では着れないけどね)
連休前の授業後にちょっとしたパーティをやったんだけど、
紙皿や紙コップを用意して
みんなでケーキ食べてジュース飲んで、
まるで小学校のお楽しみ会や~♪
二人組になって、交代でスペイン語の質問合戦。
答える側が、
「シー(はい)」か「ノー(いいえ)」を言ってしまったらアウト!、
ってゲームをやったんだけど。
私はスペイン語力がプァ~ながらこーゆーのは得意で、
対戦相手の男子ムスタファ(22)をたたきのめしたよ。(大げさ)
私 「兄弟いるの?」
ム 「5人!」 (はい、って答えてはいけないから言葉を選ぶ)
私 「昨日何食べた?」
ム 「クスクス、タジン」
私 「おいしかった?」
ム 「とっても!」
私 「サッカーやってるんでしょ? 好きなんだ?」
ム 「もちろん!」
私 「へー。...ところで彼女はいるの?」
ム 「シー!(うん!)」 はい、負けー!
こないだは、イライラ解消法の話になって
「走る」、とか「音楽を聞く」、とか「食べる」、とかいろんな答えをだしあってたら
「コーランを読む」「コーランを聴く」
って優等生な答えがでてきて(みんなニヤけてたけど)
イスラム文化にも触れられる~♪
先生がまた、活発でステキなレディなの。
33歳の2児の母なんだけど、イスラム圏で子持ちの女性が
外でバリバリ働いているのを初めてみた。
パスポートの「色」の話になった時、
どこの国のパスポートが何色で......みたいな情報を交換しあってたら
先生 「そういえば白いパスポートってあるのかしら?」
クラス全員、見たことないなーなんて言ってたら、先生がいたずらっぽく笑って
「天国へのパスポートかもよ、欲しいひとー?」
なんて言って全員爆笑。
小さい町だから買い物中によくクラスメイトと会ったりして
声をかけてもらえるのも嬉しい。
アパートから海も見えるし、今とてもすごしやすい気候で
気に入っていますアッシーラ。
ただ......(ただ......)
アパートの仲介屋じじいだけが、私に対してものすごく失礼で
セクハラ発言や逆ギレがひどすぎる(人目がない時だけ)、
でもアパートの鍵を握っているから避けられないのが今の悩み。暗い影。
セクハラ問題、クラスで相談しよっと。
↑ 映ってないけど、かわいい女子のみなさんもいるよ。
シュクラン♪ (アラビア語でありがとう)