モロッコでスペイン語を習う

2015年04月21日 12:42

サラーム、アレイクム!

モロッコでのタジン生活は続いています。

↓ ベジタジン。下に丸ごとオニオン、

底にポテトがたっぷり入ってます。

スパイスはクミンやニンニク、ミントの葉、コリアンダーなどどっさり

トロトロに蒸しあがったズッキーニとトマトが好き。

それから図書館通いと夕方のスペイン語教室も続いてるよ。


前回話したように、先生も15人ぐらいの若いクラスメイトたちもバリバリのイスラム教徒。

モロッコはアラビア語だけど、

みんなフランス語(第2外国語)教育を受けている。

フランス語が頭に入っていれば、そりゃスペイン語の習得も早いわな。

「1日1時間のグループレッスンでよくもこんなに!」

ってぐらい、みんなスペイン語が上手だよ。(少なくともわてより上)。

授業はオールスペイン語。


はじめて教室に入った日に

「アフメッド、トモコはまだ教科書がないから見せてあげて!」

とか先生に言われてさ、もうその転校生プレイから感動。

隣の人に教科書を見せてもらうなんて何十年ぶりーー?

語学レッスンだから、

「昨日はどこ行ったの?何したの?」

みたいな話がよく出て、個々のキャラが出る。おまけに

先生も転校生の名前(トモコ)を連呼してくれるから、

みんなともすぐ友達になれたよ。(小3か!)


 ( ↑ 1972年生まれの小学生!  イスラム圏ではこんな半袖、外では着れないけどね)

連休前の授業後にちょっとしたパーティをやったんだけど、

紙皿や紙コップを用意して

みんなでケーキ食べてジュース飲んで、

まるで小学校のお楽しみ会や~♪

二人組になって、交代でスペイン語の質問合戦。

答える側が、

「シー(はい)」か「ノー(いいえ)」を言ってしまったらアウト!、

ってゲームをやったんだけど。

私はスペイン語力がプァ~ながらこーゆーのは得意で、

対戦相手の男子ムスタファ(22)をたたきのめしたよ。(大げさ)

私 「兄弟いるの?」

ム 「5人!」 (はい、って答えてはいけないから言葉を選ぶ)

私 「昨日何食べた?」

ム 「クスクス、タジン」

私 「おいしかった?」

ム 「とっても!」

私 「サッカーやってるんでしょ? 好きなんだ?」

ム 「もちろん!」

私 「へー。...ところで彼女はいるの?」

ム 「シー!(うん!)」  はい、負けー!


こないだは、イライラ解消法の話になって

「走る」、とか「音楽を聞く」、とか「食べる」、とかいろんな答えをだしあってたら

「コーランを読む」「コーランを聴く」

って優等生な答えがでてきて(みんなニヤけてたけど)

イスラム文化にも触れられる~♪


先生がまた、活発でステキなレディなの。

33歳の2児の母なんだけど、イスラム圏で子持ちの女性が

外でバリバリ働いているのを初めてみた。

パスポートの「色」の話になった時、

どこの国のパスポートが何色で......みたいな情報を交換しあってたら

先生 「そういえば白いパスポートってあるのかしら?」

クラス全員、見たことないなーなんて言ってたら、先生がいたずらっぽく笑って

「天国へのパスポートかもよ、欲しいひとー?」

なんて言って全員爆笑。

小さい町だから買い物中によくクラスメイトと会ったりして

声をかけてもらえるのも嬉しい。

アパートから海も見えるし、今とてもすごしやすい気候で

気に入っていますアッシーラ。


ただ......(ただ......)

アパートの仲介屋じじいだけが、私に対してものすごく失礼で

セクハラ発言や逆ギレがひどすぎる(人目がない時だけ)、

でもアパートの鍵を握っているから避けられないのが今の悩み。暗い影。

セクハラ問題、クラスで相談しよっと。


↑ 映ってないけど、かわいい女子のみなさんもいるよ。


シュクラン♪ (アラビア語でありがとう)