ソフィア!

2015年10月17日 13:29

金がなく、宿泊料10ユーロを免除してもらうかわりに

オーナー・ソフィア(83歳)に

一芸(オペラの一節)を披露するフランス人ペリグリーノ(巡礼者)。

笑顔や芸は、身を助ける。

 

今日も満室。(※満室、だった。前回に引き続き夏の思い出話です)

ソフィアは

コーラスをやっていて、カトリック関連の合唱曲も得意。

一度、腹をこわして苦しむドイツ人の青年に

夜中のキッチンでカモミールティー(整腸作用)を与えつつ、

「ドイツ人ならこの歌しってるかしらー?」

とか言って歌いだしたことがあったな。

イスに座り、早くベッドかトイレへかけこみたい、

またはしばらく話しかけないでほしいとばかりに

苦しんでいる青年に向かい、

生き生きと、得意のソプラノを披露し始めたソフィア。

それも、のびのびと♪ ♪ ♪


「今それかよー?」

とばかりにゆがんだ笑みを浮かべる青年。

「グ、グラシアス」(ありがとうございます)


笑いをこらえるわて。夜中のキッチン。

朝6時の朝食準備から23時半にベッドへ行くまで

1日中ともに働き、そしてスペイン語漬け。

わては滞在1週間目ぐらいで

「あぁ、我が日本の娘!」

といわれるようになった。

「あー疲れた!」

と日本語で言っても

ばーちゃんに通じるようになった。

↑昼のまかないでオーナーの娘(マリロー)がよく作ってくれた前菜、

桃の缶詰、ツナマヨ、偽キャビア

 

わては掃除がのろい上に

芸もないから、

その分ソフィアの足のマッサージをしたり

乾いた服がない女子ペリグリーノに服を貸してあげたり

いろんな国のペリグリーノとくっちゃべる方面担当の

オスピタレーラとして働いた。えらいなー♪ (また言う)

 「イテ……ッ!」 

今日の足マメ患者さんはイタリア娘。

 「ううぅ………。」


ブエンカミーノ♪