キューバ肉部門

2014年08月12日 23:04

野菜が好きだから肉は付き合い程度なんだけど、
キューバは豚肉がまじウマかった!
付き合いでなく、自主的に、積極的に食べた。

cerdo asado(セルドアサード=豚の炭火焼)
夏のお祭り、カルナバルシーズンだったせいもあって、

そこらじゅうで豚を焼きまくってたよ。

パンに切り刻んだ肉をはさんだ豚バーガー、1個5ペソ(20円!)
外側のカリッとした皮も入れてもらったら、
これがもう、
北京ダックか! 盆と正月がいっぺんにきたか!
っつーぐらいに皮はカリカリで中の肉はとろけるようにやわらかくて
肉の脂すごいよなと思いつつ、食べてしまったよほぼ毎日。20円だし。
ローストポークなら昔よくやったけど、豚はオーブンでの火の入れ方が難しくて
ちょっと間違えると固くなっちゃうんだよね。
だけど電気のオーブンなんてキューバじゃままごと。(っつーか、高級すぎて無理!)
焼くならこうでなきゃ! ↓  東部:オルギン

お次はお昼の豚定食25ペソ(100円)、
立ち食いが多いけどここは店先のイスをすすめられた。
激安!と思ったけど、庶民の月収が2000円なことを考えるとそうでもないか。

カリッと焼いた肉がどっさり♪ しかもバナナのデザートまで!

これにウエイターがついて、ふかふかのイスがあって、
エアコンが効いてキレイなトイレまでつくと値段は5−7倍ぐらいに跳ね上がり、ガイジン観光客向けの店となる。

『キューバの収入源は観光。人民向けの店は確かに安いが、
そのあたりを考えて節度ある行動を』
というようなことが、
某日本のガイドブックに書いてあって笑ってしまった。あはは。(←また笑う)
著名入りのコラムとかじゃなくて、こういう繊細な問題について
指導口調で読者(子供?)に注意を促したりするところが
ロンリープラネット(英語圏の旅人御用達ガイドブック)とかと
大きく違うところだと思う。

たしかにキューバ政府としてはとにかく自国に外貨を落としてもらいたいんだろうけど、
観光ビジネスに携わる人だけがボロ儲けな現状や、
医者や教師も月給2000円に耐えかねて観光業に転職したがる状況について考えた上で
「節度ある行動」って、なんだろーね?
ともかく私としちゃー、
キューバ人が入れないような店ばっか入って、エアコンバスばかり乗ってちゃ
キューバに来た意味ねぇしー
と思って少しばかり自分なりの旅をさせてもらったよ。


で、庶民の店でガンガン食いまくる。
↑ これはバスターミナル前の屋台で
駐車場のどっかのへりに座って、寄ってくる犬を追い払いながら食べたけど、これがまた、
日本とかだとたぶん高級のパーティとか飛行機ならビジネスクラスとかで
ちょびーっとしか出てこなさそうな、やわらかポークだったなりよー。
アボカド、サツマイモも入って豪華だね。
ライスは下に埋まって見えないけど、黒豆入りでこれまた美味しいんだよねー。

これは結構高級めの屋台で焼いてたチキン。全部で200円越えたかも。
半分でいいといったのに......でかすぎチキン!(グラサン比)
スモークしたような味もして美味しかったな。

これ、持ち帰りたいといったら、
「袋持ってるか」といわれて差し出すと。。。。

残飯のごとく全部ぶちこまれたっす。(それを宿で皿に広げたのが上写真)
持ち帰り用の発泡スチロール箱とか袋とか、ないからね、キューバ。
パンやクッキー買うのいつもジップロック携帯してたよ。

ちなみに牛肉はキューバではご法度。
「いやー、べつにインドみたいに宗教的とかじゃなくてー。
アメリカの嫌がらせか何かしらないけど輸入もできないのか(笑)、
牛の数が少ないんだよ。だから基本、牛は子供のミルク用。
牛肉はすごく高いし、許可なく牛を殺すのは犯罪なんだよ」
とキューバの若者が言っておった。

でも豚があんなに美味いんだからいいじゃないの!(無責任)

結論:キューバはダイエットに不向き。

......って書いてたらまた腹が減ってきたからチャオ♪

追伸:2,3日前、ベリーズに入ったけど
青い海以外には何もなくて物価だけが高くてダイエットにはよさげです。