キューバに着いた日

2014年08月22日 22:19

メキシコのカンクンからキューバへ飛んだ。7月7日。
もうその飛行機からわくわくしたよ。空から見るカリブ海もえーなー。

青いよなー。

たった50分のフライトなのに往復約3万円。ノンLCCだから一応ドリンクが出たぜ。
ワインはないと言われて、ビールは最後の一缶が残ってた。
だけど後部席だったから配られたのも最後で、飲み初めてすぐ着陸準備のアナウンス、
おまけに揺れて結構こぼれるこぼれる! バタバタバタバタ......

それでも嬉しき酒の配給。

人民バスを乗り継いで空港から首都ハバナの中心街に着いた。
1時間以上かかったんだけど、バス代たったの50円程度。

わー、ごちゃごちゃしてんな。メキシコと全然違う。
インドみたい。

スペイン植民地時代の建物が残ってるのはメヒコと同じだけど、
植民地時代のまんまなんじゃないの? メンテしてないんじゃないの?
エレベーターとか絶対なさそう!
そんな雰囲気の建物だらけ。ゴミも多い。道もガタガタ。

荷物をガラガラ引っ張って歩いてると
「オラ、チーノ!(やぁ、中国人)」
「チーノ、リンダ!(かわいい中国人よ)」
「元気かチーノ、暑いよねぇ、荷物持ったげようか?」
あちこちから「チーノ」コールがポンポン飛んでくる。
あー、なんかラクそーな国だなー。こっちも気軽に喋れる。

どっかの国みたいに「ほら、チーノが来たよ」の失笑とかはまったくなし。
「どーもー! でもあたし、日本人なんだよー」
と返すとフツーに
「へー、そーなんだー(ともかく、こんにちはー!)」
と納得されたりもして、とにかくみなさんフレンドリー。

古いビルの4階にある宿を探し当て、
入り口にあるベルを鳴らしてみた。
インターフォンはもちろんなさそうだけど、上から開錠してくれんのかな?

待っていたら、
頭上からへんなヒモが降りてきたよ。
そして宿の女将なのか、3階のベランダから顔を出して何か叫んでいる。
「え、何? これで荷物でもつるして上に上げてくれんのー?」
叫び&ゼスチャーのやりとりでようやく、
ロープの先に鍵がくっついていることに気がづいた。
あ、分かったよ、この鍵で入り口のドアを開ければいいのね。
すげーシステム。

宿のオーナー、シオマラは客が来るたびに
こーやってベランダから鍵を客に渡していたのだ!

なんて原始的な!
ほかにも、2階から階段伝いにはられたヒモをひっぱると
一階入り口のドアが開錠されて内側に開く宿があったわ。

ロープに繫がった鍵が3階から降りてきた宿なんて初めて。
このあとの4週間も、
キューバでは見るもの聴くもの初めてだらけ。

このハバナの宿は、トイレには便座がなくて、(便座というのは基本オプションで、金持ちだけが買うもの)
シャワーもトイレも部屋の中。コンクリートのついたてで仕切られただけで
ドアもなく、カーテンが引かれただけだった。ドミなのに!

だけど次の朝出てきたコーヒーは
「はぁ~......」と息がもれるほど(もれる?)本当に美味しくて、
しぼりたてのマンゴージュースは
このままこの国に嫁いでもいいと思えるほど、カリブ海のうまみがぎっしり詰まってたよ。(←血迷い比喩)

コーヒーが美味しい国って信用できんだよねー。(持論)
旅はまだまだ続きます♪

チャオ! 
ベリーズ・ホプキンズにて

(1週間だけだけどカリブ海の電気なしの小島行ってくるねー)