ドタバタドタバタ

2015年07月20日 12:28

オラー!

カミーノデサンティアゴ巡礼路の宿で

オスピタレーロ(ボランティアの管理人)7日目。

↑ 巡礼宿ではおなじみの、足にできた豆つぶし手術。

今朝は、

いつも6時20分にはキッチンに立ってコーヒーを淹れている

ばあちゃんソフィア(御歳83歳!)が珍しく寝坊してしまいまして、

わてひとりでも何とかできそうだったけど、

キッチンのカギがないからばーちゃんを起こさざるをえなく......。

とっとと出発したいペリグリーノ(巡礼者)たちは

早くコーヒーだけでも飲ませてくれという。

わかるよ、

コーヒーの前にトーストだけ出されたって、口なんかつけられないよね、

まず熱いヒーコー(コーヒー)で、口も心も潤さなければ!(巡礼者が気持ちが分かるおれ)

しかしばーちゃんはコーヒーは煮たてちゃダメなんだといって、

頑固に強火にはしてくれず怒りだし、

そんな情熱と冷静のあいだにはさまれたわて。。。。。

昨日、熱が出た彼は

熱湯にレモンを入れて蒸気を顔に当てたい

というので準備したらこのように。

↑ ペリグリーノが集中する、

毎日午後2時半のオープニングタイム。

ひとりひとりに宿ルールを説明していると時間がかかるため

スペイン語版と英語版を文書化して、

列に並んでいるペリグリーノに読んでもらうことにしたよ。

宿の前の、石の上でやっとひと息ついた午後6時。

↑ このように石の上に座っていたら写真を撮られていた。そこに

「ボクのセクシーなパンツの隣で休憩してるのかい?」

って、ある男の子が現れた。

写真にも写ってるけど、

わての隣の石の上にはパンツが何枚か置かれて干されていた。

彼はアルベルゲには泊まらず、シャワーや水道だけ借りて

野宿を中心にカミーノを歩いているらしい。

よくみたらもんのすごいハンサムでびっくりしたよ。

マドリッドで俳優をやってるって。

「時々コマーシャルに出たりしてる無名の俳優だよ。

舞台が中心で、ハムレットとか、そーゆー時代モノが好きなんだ」

笑顔にものすごいオーラがあるハンサムで

男前大好きな、オーナーばーちゃんの娘は

「いい男ね、一緒に写真とってもいーい?」

と抱きついていた。

寝床は押入れ同然、

汗や靴の匂い(オイニー)、
毎日ドタバタの連続だけど、

男前が現れないよりは現れたほうがよしとするよ。

さー、図書館から宿に戻ります。

チャオ!