ドタバタドタバタ
オラー!
カミーノデサンティアゴ巡礼路の宿で
オスピタレーロ(ボランティアの管理人)7日目。
↑ 巡礼宿ではおなじみの、足にできた豆つぶし手術。
今朝は、
いつも6時20分にはキッチンに立ってコーヒーを淹れている
ばあちゃんソフィア(御歳83歳!)が珍しく寝坊してしまいまして、
わてひとりでも何とかできそうだったけど、
キッチンのカギがないからばーちゃんを起こさざるをえなく......。
とっとと出発したいペリグリーノ(巡礼者)たちは
早くコーヒーだけでも飲ませてくれという。
わかるよ、
コーヒーの前にトーストだけ出されたって、口なんかつけられないよね、
まず熱いヒーコー(コーヒー)で、口も心も潤さなければ!(巡礼者が気持ちが分かるおれ)
しかしばーちゃんはコーヒーは煮たてちゃダメなんだといって、
頑固に強火にはしてくれず怒りだし、
そんな情熱と冷静のあいだにはさまれたわて。。。。。
昨日、熱が出た彼は
熱湯にレモンを入れて蒸気を顔に当てたい
というので準備したらこのように。
↑ ペリグリーノが集中する、
毎日午後2時半のオープニングタイム。
ひとりひとりに宿ルールを説明していると時間がかかるため
スペイン語版と英語版を文書化して、
列に並んでいるペリグリーノに読んでもらうことにしたよ。
宿の前の、石の上でやっとひと息ついた午後6時。
↑ このように石の上に座っていたら写真を撮られていた。そこに
「ボクのセクシーなパンツの隣で休憩してるのかい?」
って、ある男の子が現れた。
写真にも写ってるけど、
わての隣の石の上にはパンツが何枚か置かれて干されていた。
彼はアルベルゲには泊まらず、シャワーや水道だけ借りて
野宿を中心にカミーノを歩いているらしい。
よくみたらもんのすごいハンサムでびっくりしたよ。
マドリッドで俳優をやってるって。
「時々コマーシャルに出たりしてる無名の俳優だよ。
舞台が中心で、ハムレットとか、そーゆー時代モノが好きなんだ」
笑顔にものすごいオーラがあるハンサムで
男前大好きな、オーナーばーちゃんの娘は
「いい男ね、一緒に写真とってもいーい?」
と抱きついていた。
寝床は押入れ同然、
汗や靴の匂い(オイニー)、
毎日ドタバタの連続だけど、
男前が現れないよりは現れたほうがよしとするよ。
さー、図書館から宿に戻ります。
チャオ!