オスピタレーラ修行中!(巡礼宿のボランティア管理人)
オラー!
カミーノ北の道上にあるアルベルゲ(巡礼宿)で
オスピタレーラ(ボランティアの管理人)をやり始めて4日目。
毎日この景色を見ながら奮闘してるよ。
カンタブリア州にあるサン・ビセンテ・デ・ラ・バルケーラという、
ステキな町にあるアルベルゲ。
(夕方は思いっきり逆光なアルベルゲ↓ )
昨日は42人分あるベッドが満員。冬にわてが歩いた時は
どこ行っても1人きりだったのに、信じられんなー。
毎日、20キロだか30キロだか(40キロだか)
歩いて疲れ果てた巡礼者たちを
とびっきりの笑顔で迎え入れ
巡礼手帳にスタンプを押し、宿の説明をして、
金を集金するところまで初日からやらされている。
(未経験、スペイン語もカタコトなのにすげーよな。)
「へーぇ、日本人のオスピタレーラ!!!?」
カミーノ”北の道”は、わてが2010年に初めて歩いた
有名な“フランス人の道”と比べると
巡礼者が少ない。国籍はスペイン人かその他の国の
ヨーロピアンがほとんどで
この時期でも日本人はめったにいない。
そのせいか珍しがられて、結構ウケがいいよ。(だといいが。。)
1泊10ユーロ朝食付き。
窓は部屋の奥に一個しかないから、空気臭い臭い。
アンド、夜はいびきの大合唱! (アルベルゲなんてこんなもん~♪)
オスピタレーラのわての部屋はこの右のドアの中。
部屋っちゅーかボックスだわ。↑
環境的にも厳しいほう、そして仕事も忙しい。
毎朝6時すぎに起きて朝食を出し(巡礼者の朝は早い)
それが終わったら片付けと掃除。
11時すぎにやっとひと息ついて午後2時になればまた新たなチェックインの受付開始。
夜は夜で
「頭を冷やす氷もらえるー?」
「ボクのベッドに誰かの荷物が置かれてるんだけど」
「明日の道について教えて!」「毛布借りれる?」「足のマメをつぶす針かして!」
いろいろなリクエストに対応しないといけないから
ペリグリーノとじっくり酒とか飲んでるヒマがねー。
そして夜9時前になると翌朝の朝食の仕込みで
40人分のパンを、一心不乱にスライス道場。
22時には消灯。っつっても掃除やなんだかんだで23時半就寝!
ふ~~~~~~っ。
だ、け、ど、ねーーー、
これは今度話すけど、オーナーのおばあちゃんが83歳の
とってもラブリーラブリー♪な人柄なのと、
やっぱりいろんなペリグリーノと
出会えるのがなによりのギャラ(収穫?ご褒美?)って感じよ、
ボランディアだけど。
窮屈な宿だけど、出発前に
バタバタのキッチンに顔を出して「グラシアス!(ありがとう)」を言いにきてくれるペリグリーノたち。
わてはできる限り、外まで飛び出してそんな彼らを見送るようにしているよ。
『ブエン・カミーノ!(よい巡礼を)』
これからカミーノ北の道を歩かれる人は
ぜひ立ち寄ってね♪ とりあえず7月いっぱいはここにいます。
チャオ!