オスピタレーラ日記

2015年07月26日 13:26

オスピタレーロ(巡礼宿のボランティア)7日目。
雨で外に出れず、乾かない洗濯物とともにみんなイライラしていた。

こんな日に限って満室となり、アルベルゲは蒸し蒸し状態。

いや、他のペンションを紹介したりして満室にはならなかった。
ベッド数は42、ペリグリーノ宿泊者は41人。

なのにどーして、1台ベッドが足りなくなるんだよ!? 2台余るはずなのに、空いているベッドがない!

これはどー考えても、当アルベルゲの雑踏を利用して受付支払いををスルーして忍び込んでる2人組がいるとしか考えられられず、しかし寝ている人を起こして名前をいちいちチェックしたりしている余裕もなく。。。明日からベッドに番号をつけて管理することに。

「9年間こんなことなかったのにー」とばーちゃん。

ベッドがなくサロンの床に寝るはめになった南アフリカの青年が「ボクは平気でーす♪」とおだやかだったのが救いだったわー。


8日目。貧乏ペリグリーノ・トニー(フランス男40歳)。
宿泊料10ユーロを免除してもらい食事も与えてもらっているというのに、

夜は「蛍光灯が嫌いだ、エコがなってない」だのとアルベルゲ中の電気を消しまくり、

有料のパソコンもタダでつかいまくりうるさい音楽もかけまくったあげく、「このアルベルゲはペリグリーノのことを分かっていない、心がない」などと、我らがばーちゃん(83歳)と激しく対立。


おいおい、ちょっと待てよーー!

ここはカミーノ収入で潤っているガリシア州(ゴールのサンティアゴデコンポステーラがある州)のように、

自治体の補助を受けている格安快適アルベルゲや、

どっかの金持ちの寄付で成り立っている無料豪華アルベルゲじゃないんだよ。

ばーちゃんが私営でこのビル借りてやってるだけ!
1泊10ユーロ朝食付、
嫌なら出ていけーーー!
 
そのくせ男は、3泊も居座ろうとした。だからばーちゃんが追い出そうとしたら、

キレてさらに持論をベラベラとわめいて、

棚にあった地図やマップをかき集めて持ち去って行ってしまったの、ひどい嫌がらせ。

出ていった後、わては塩をまいたよ。本当に。


10日目。
yo no soy secuestradora! 私は誘拐犯ではありません!
ボス(スペイン爺)に付き合わされ、孫の幼稚園へお迎えに。

そこで孫と一緒にいた、孫の友達の中国人の女の子(5歳)と3分ほど手をつなぎ、

迎えにきた女の子の兄ちゃん(16)に引き渡した、形になった。

それがどーゆー風に伝わったのか知らんけど、女の子の母ちゃんが「娘を連れ去ろうとしたアジア人の女がいた」と(たぶん)警察に電話したらしく。。。またまたドタバタ劇場な1日に。あーーーー。。。。


今日もアルベルゲ・エル・ガレオンは、
いろいろなペリグリーノ(巡礼者)でにぎわっています♪
 
ブエンカミーノ!