3軒目、ポンフェラーダの巨大アルベルゲ

2015年09月30日 11:46

9月の上旬はポンフェラーダという町の

巨大アルベルゲでホスピタレーラ(ボランティア)をしたよ。

サンティアゴまで202km。

ピレネーの山から歩いてきたペレグリーノ(巡礼者)に

とってはそろそろ歩き始めて1ヶ月というところ。

ハードな仕事、通常はひと夏1アルベルゲを2週間担当する。

しかしわてはこの夏ここで3軒目、すでに6週間働いて死にかけていたため

同僚より遅くスタート、10日間だけの滞在に。

 

5年前、ペレグリーナだったわてがここに泊まったときは

地下部屋の最悪な印象しかなかった。

地下のベッド数42、小さな窓のみ。

ワッキーと大イビキおやじのはさみ将棋にあって全然眠れなかったし、

カミーノ後半で友とも別れてロンリー状態でふてくされていた当時。

 ↑ ここ、今回、掃除するのも息がむせてやだったよー。

 

しかしこの地下部屋以外にも、地上にはいくつもの

風通しのいい4人部屋や8人部屋、

女性専用部屋まであることを今回知った。

5年前のわては遅く着いたから、地下のブタ部屋に押し込まれたんやなー。

そして

よく見ると美しい庭。右のテラスの

ぶどう棚には食べ放題の白ぶどう!

 

ここは朝7時半にペリグリーノを追い出すや

即、掃除開始なのがきつかったけど、

掃除中にふと外に出ると

朝日に照らされたまわりの山や空がやたらきれいだった。

160ベッド、ほぼ毎日満員。

キッチンは毎日大騒ぎ。掃除も大変!

人数多すぎて、特定のペリグリーノと

ゆっくり話せるような環境でもなし。

しかしね、すでにお話したように、わては8月後半、

ここから400km手前のエステーリャという町の

比較的小さなアルベルゲで働いていたため、

エステーリャで共に食卓を囲んだペリグリーノたちが(我が元生徒たちが!?

約2週間後にここにたどりつき

「トモコーー!」

とびっくりして再会を喜びあえたのが、わてだけのボーナス特典というか。

毎日、誰かしらと再会できたよ。

↑ ふたりともエステーリャ組。

右のイタリア人アドレアーナ(22)はパスタも上手で

手伝いもよくしてくれて、感じもよかった。

20年遅く生まれたかった、と思う子がいっぱいいたよ。(若ければチャンスあるのかー!?)

馬3頭連れのペリグリーノを前に、

自分の犬も今日ここで寝かせても大丈夫かと不安がる

犬連れのペリグリーノ。↑

 

ある日は民族舞踊団体がやってきて踊ってくれた。

仕事がきついと評判のアルベルゲだけど、

オスピタレーロが5人いたし、

専用の部屋やトイレもあったから

体力的には前回ほどきつくなかったな。

 

だけど毎日あっちゅーまなのは同じ!

最後はなんだかつられて、

我が生徒たちのゴールも少し見守りたくて

わてまでサンティアゴへ行ってしまった。

歩きじゃなくて、

初めて電車で行ったよ、

 

ブエンカミーノ!