38キロ歩きたいけど怖い、の巻

2015年03月14日 21:32

オラ~♪

というわけで、うじうじ悩んだけど(ひまな方はここの後半参照 

昨日行って来たよ~。38km歩き。

36kmプラス、コースに出るまでが村から1kmx2=38km

わてが今住んでる村にはVía verdeという、

日本語に訳すと「緑の道」ってのが通っておりまして。

廃止された鉄道の線路跡をスペイン政府が、国民の健康促進のためにと、

自転車で走りやすく、歩きやすい道にかえた、

そんな道が国じゅうに1800kmもあるんやて。知らなかったー!

子供でも車椅子の人でも歩けるように整備されているというだけあって

道のコンディションはバッチリ。

車禁止、バイク禁止。

たまーに、地元農家の人の車が止まってるだけ。

 

結局わては、我が村から唯一出ていた

38キロ先地点へ行くバスに乗って、帰りの38キロを歩くことにしたよ。

朝6時半に家を出て、6:45のバスに乗るしかない。

実は今週、月曜から毎日挑戦したけどダメで、

金曜日にやっと乗れました♪

いや、月も火も水も木も、起きるのは出来たんだけど、

起きて窓開けて静かすぎる真っ暗な外をみて

冷たい空気を吸うと弱気になって

いろんな不安の方が盛り上がってきちゃってさー。

明るい昼間は、

「明日こそ絶対(学校)行くぞー」と思うんだけどね。

この道、サイクリングが主流で、

村でも「歩いた」って人に出会えない。

ネット上でも、長距離を歩いた人のコメントが見当たらない。

やっと見つけたどこかの英語圏の人は

ブログにこう書いていた。

「簡単に自然の中を歩ける素晴らしい道。でも

トンネル恐怖症の人だけはやめたほうがいいね」

 

実はわて、閉所暗所が苦手なんです♪ 深い海の中とかも。

↑ こーゆー短いトンネルはぜんぜん平気だよ。

トンネルの向こうに、もう次のトンネル見えてるし。

 

ところがこれは......ドキドキした。

第一、ここに着くまでも誰にも会ってないしーー。

おそるおそる近づいてみたら自動照明が点いた。

本当に最後まで点いてんのかなー。?

怖えーーーーよーーーーーーっ。

「誰もいなすぎて危険なのでは?」

という、トンネルに続く私の心配その2通りに、

人もほとんどいなかったんだよねー。

本当はサイクリストでにぎわう土日に歩きたかったんだけど

土日はバスがない。

「レンジャー(道の管理スタッフ)が巡回している」

という記述をVIA VERDEのHPで見なかったらあきらめてたかも。

すべてのトンネルの入り口に案内板あり。

これは全長500メートル、照明あり。

幽霊なし、ホームレスなし、山賊なし、コウモリなし、ネズミなし、水ポチャなし......?

ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーっ!

とは言わなかったけど、

言えないぐらい怖かったよ。

トンネルの中はいたって清潔で照明もついていて

私以外の人間はいなかった。

っつっても怖かった、

後ろも振り返れなかったんだ、慣れるまでは。

(一応懐中電灯は用意した)

最近のアンダルシア地方、

夜は5度まで下がるけど、昼間は29度まで上がったりして

その体感日射パワーがすごい。40度ぐらいに感じられて

誰もいない道の上で日照りでのたれ死んだらどうしようとか、

天気予報も毎日調べまくっちゃったよ。

 

ともかく情報がないからビビっていたのだ。

だったら誰か誘えよーー!

やならやめりゃーいーんだよ、義務じゃないんだしーーー。

ホント、

ただのヒマ人のビビリプレイ(ごっこ)話だね。

 

後半へつづく♪(まる子風)